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ご希望に寄り添う施設探し

公開:2024/5/31  

若年性アルツハイマー型認知症を発症された62歳のT様は、就労継続支援B型に週5日通い、生活面のサポートを障害サービスを利用しながらおひとり暮らしをされていましたが、認知症の進行と自宅の老朽化により施設を検討しているとご兄弟から相談がありました。

施設入居後も就労に通えるならどこの施設でもいいとのお話だったため、自宅から近い住宅型有料老人ホームに見学に行くことになり、ご本人も参加され一緒にお話を聞いて頂きました。

お話の中でお風呂に毎日入れないこと、一人での外出が難しいこと・・・お二人の表情が曇っていく様子が伺えました。
現状の老人ホームでは入浴は週2回、多くても週3回がスタンダード、介護認定を受けておられる方の一人での外出は難しい施設が大半です。

毎日の散歩が日課で生きがいのご本人にとっては厳しい現実でした。

見学後、「どこでもいいと思ってましたが、やっぱり実際に話を聞くと違いますね。施設はちょっとかわいそうな気がするな・・・」とご家族が話されました。

数日時間を頂き、ご本人が障がい認定も受けられていることから、視点を変え障がい専用のグループホームを提案しました。

ご本人とご家族で見学に行き、毎日の入浴が可能な事や、就労支援から帰宅後は自由に過ごせ、外出も一人でできることを担当者から聞き、「ここでなら、安全で、今までと大きく生活スタイルを変えなくて済みそうですね。」と前向きに受け止められていました。

数日後に体験入居を希望され、2泊3日のグループホームでの生活を体感することとなりました。

体験当日T様は「ここには長くいたくないな・・・」とはじめて不安をこぼされ、送迎した私の後ろをついてこようとする素振りがありました。
そんなご本人の様子を見て、スタッフの皆さんがご本人の思いをしっかりと受け止めて対応されている姿が印象的でした。

体験入居時に新しい就労継続支援B型の体験にも行き、新しい出会いも偶然の再会もあったようです。
体験2日目には随分慣れ、共用空間でみなさんと過ごされる場面もあったようで、体験入居後、ご本人、ご家族、
関係機関と何度も話し合いを重ね、正式にご入居を決められました。

施設といっても色々な種類があります。
ご本人の性格や生活スタイルなど・・・選択肢の中で一人一人にあった居場所が必ずあります。

私たちは皆様の想いを受け止め、様々な選択肢の中から少しでも幸せな暮らしができるように、全力でサポートさせて頂きます。