ずっといられるの?ケアハウスの利用条件
老人ホームのひとつであるケアハウスには、利用条件があるのでしょうか?
ケアハウスの利用条件についてご紹介します。
ケアハウスの利用条件とは
ケアハウスとは軽費老人ホームC型とも呼ばれていて、家族と同居できないなどの身寄りがない方や、援助なしでの生活が困難な60歳以上の高齢者が入居できる施設です。
ケアハウスへの利用条件はまず60歳以上であること、もしくは夫婦のどちらかが60歳以上であっても利用可能になります。
それ以外に、自分で食事や入浴などの日常生活を送ることが困難など身体機能が低下している方や、独立して生活を送ることが不安な方は利用可能になります。
ケアハウス自体では、身の回りの生活を自分でできることが入居条件になっているため、要介護度などが高くなってしまった場合には、退去しなければなりませんが、同じケアハウスでも特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設であれば、重度の要介護状態になっても継続して入居することもできます。
ここで、介護型のケアハウスに継続的に介護を受けながら生活をする場合は、要介護1以上の認定が条件になります。
ケアハウスを退去しなければならない場合とは
ケアハウスを退去しなければならない場合がいくつかあります。
まず、ケアハウスは自炊できない程度の身体機能の低下や独立して生活することに不安がある方が入居の対象になっているので、介護型のケアハウスでない場合には、要介護認定の度合いによっては退去しなければならない場合があります。
また、医療面でのサービスも必要最低限となるため、利用していても痰の吸引や栄養や水分をチューブで胃に直接入れる胃ろう、鼻などから流動食を投与したり、酸素吸入などの医療措置が必要になる場合は利用できなくなる可能性が高いです。
他にも病気などの理由で医療機関に長期間の入院が必要となった場合も退去となります。
ケアハウスにかかる料金は?
ケアハウスにかかってくる料金は、個室もしくは夫婦2人部屋で食事代込みで約6万円~17万円程度になりますが、ケアハウス自体が自治体の助成によって低額で入居できる施設になるので、サービスの利用がなければ低額で利用することができます。
この金額は、何もサービスを利用しなかった場合なので、サービス内容や種類などによってはこの金額に加算されていきます。
また、入居時に敷金のようなものである保証金の支払いをしなければならない場合もあります。