グループホームでは何をするの?
公開:2017/6/13
介護施設には有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの様々な種類の施設がありますが、グループホームという介護施設もあります。
老人ホームと同じように高齢者が入居できる施設なのですが、老人ホームとは少し違いがあり、9人以下のユニットごとに生活をしていく施設となっています。
入居者についても、要支援2または要介護者1以上の認定を持った方で認知症の診断を医師から受けた方が対象となります。
そんなグループホームでは、どんなことをするのか老人ホームと比較しながらご紹介しましょう。
グループホームのサービス内容について
グループホームでは、認知症についての知識が豊富な職員が様々なサービスを行ってくれます。
まず、老人ホームと同じように入浴や食事、着替えや排せつなどの介助のほか、掃除や洗濯も職員に介助されながら行って生活していきます。
機能訓練や買い物、レクリエーションなども老人ホームと同様に行います。
サービス内容については、老人ホームと同じようにグループホームについても施設によって違いがあるので、入居を考えているのであれば施設に問い合わせをしてみましょう。
グループホームでの1日の流れについて
グループホームでは1日をどのようにして過ごすのでしょうか?
老人ホームとは違う内容もあるのか、大まかな1日の流れについて紹介していきます。
- 起床、朝食
起きる時間は自由となり、起きた人から順次朝食をとります。
起きてから朝食までの時間の間に、朝食の準備や掃除をする入居者もいます。
朝食後は各自で後片付けを行いますが、食器洗いは職員が担当することが多いです。 - 午前中
洗濯をしたり、掃除をしたり自分でできることは自分で行います。
入居者同士で朝の体操を行う施設もあります。
そして、10時くらいにティータイムの時間を設けてその日どんなことをするかを決め、昼食までの間はティータイムで決めたことをしたり、レクリエーションを行い身体や頭の体操をします。 - 昼食
入居者全員で食べ、食事後は片付けを行います。 - 午後
午後の時間はフリータイムとなる施設が多く見られます。
テレビを観たりお昼寝をして過ごしたり、各自で自由な時間を過ごされます。
お風呂に入ったり、職員と一緒に買い物に行ったりする方もいらっしゃるようです。 - 夕食
夕食の準備では、入居者に手伝える範囲内で手伝ってもらいます。
ユニット全員で夕食を食べ片付けを行います。 - 就寝までの間
就寝の準備をしたりテレビを見ながら職員や入居者同士で談話をすることもあります。
自分のタイミングで寝ることが可能です。
1日の流れを見ていくと、グループホームでは自分でできることは自分で行い、自立支援をしてくれる施設と言えます。
老人ホームとは違い、起きる時間などにも決まりがないので自分のペースも乱されずにストレスもなく暮らしていけるでしょう。
また、老人ホームと同じようにイベントなども定期的に行い入居者が楽しめるような工夫もされています。