サービス付き高齢者向け住宅で趣味は活かせる?
サービス付き高齢者住宅は、要介護度の低い高齢者が入居する老人ホームなので、比較的自由な生活を送ることができるでしょう。
他の老人ホームとは違い自由度が高いサービス付き高齢者住宅に入居した場合、趣味や特技はどのくらい活かせるのでしょうか。
安心して生活・趣味を楽しめる
有料老人ホームでは、なかなか外へ自由に出歩けない要介護度の高い高齢者が多いため、自分の好きな趣味に取り組める機会も減ってしまうのではないでしょうか。
まだまだ元気な高齢者の方であれば、老人ホームの施設内にある畑で野菜を作ったり収穫することができますが、自由にできる範囲には限りがあります。
例えば、老人ホームの施設外に出掛ける際には、専門のスタッフが付き添わないと外出できない決まりがあったりします。
その反面サービス付き高齢者住宅は、老人ホーム施設というよりも「住宅寄り」のため外出は自由ですし今まで通りの生活を維持することができるでしょう。
それに、入居しているのはみなさん全員は高齢者ですから何かあった時のためにきちんとスタッフやヘルパーの方が常駐しているので安心です。
どんな趣味に取り組めるの?
家庭菜園や農園ができる
自分で土いじりをして野菜や植物を植え、収穫することを楽しみにしている方は家庭菜園や畑を作ることができます。
敷地内に家庭菜園ができる場所を確保してあるところも多いです。
天然温泉に入る
サービス付き高齢者住宅だけではありませんが、老人ホームでは施設内に温泉がある場所もあります。
設備になくても、近所で歩いていける距離に温泉に入れる施設があればお散歩がてら出かけることもできるでしょう。
ペットと一緒に暮らせる
有料老人ホームでは動物を飼うことは認められていませんが、サービス付き高齢者住宅に限っては自分の居室内であれば犬や猫などのペットと一緒に生活してよい老人ホームがあります。
小型犬に限るなど、条件がある場所もあるので入居前に確認しておきましょう。
芸術やアートを楽しめる
いつでも気軽に外出できるので、外の景色や文化を楽しみながら絵画をしてみたり、美術館やコンサートに出かけてみてもよいでしょう。
音楽や芸術を楽しむことでますます暮らしが豊かになります。
入居者自ら趣味や講座を開催できる
自分が得意なお料理や手芸などをボランティアなどで講座を開いたり、運営の中心になって経験を活かすことができます。
談話室や食堂などの共有スペースを使って、人と交流することもできるので地域の人との絆も深まるでしょう。
仕事も現役で楽しめる
入居者が働くことを希望していれば、レストランのスタッフやお店の商品陳列、販売などの仕事をすることができます。
今までの経験や熟練した技を発揮できたり、新しいことにチャレンジすることも可能です。
このようにサービス付き高齢者住宅は、街や地域の住人として様々なことに関わることができる老人ホームです。
趣味がない入居者の方でも、多くの人との交わることで楽しめることや新しいことに生きがいを感じることができるでしょう。
老人ホームを選択するにあたり、自分の趣味がどれだけ活かすことができるかも重要なポイントになってくるのではないでしょうか。