介護施設でのサービス内容はなに?
公開:2017/6/30
老人ホームなどの介護施設では様々な種類があり、さらにサービス内容も充実しています。
介護施設のサービスとはどのような内容になっているのでしょうか。
介護保険適用サービスとは
老人ホームといった介護施設では、介護保険が適用されるサービスがあります。
そのサービスを「介護保険適用サービス」と言いますが、様々な内容があるのです。
介護保険適用サービスは要介護や要支援の認定を受けている65歳以上の高齢者、もしくは40歳から64歳までの特定疾患を持つ患者が対象で、介護保険料と国や自治体による財源で、1割の自己負担で介護を受けられるサービスになります。
サービス内容は居宅・施設・地域密着型と分類することが可能です。
居宅サービスについて
居宅サービスでは老人ホームなどに住んでいなくても、自宅に住んでいてもサービスを受けることが可能です。
- 通所サービス
通所サービスは自宅から老人ホームに通う要介護者と要支援者に適用されます。
食事や排せつなどの介護から、健康管理など看護にリハビリ、入浴のサービスが提供されます。 - 短期入居サービス
家族が一時的に介護をできないという理由で、要介護者や要支援者を一定期間老人ホームに受け入れてもらえるサービスです。
このサービスでも、食事や排せつ、健康管理にリハビリなど基本的な介護サービスが適用されます。
施設サービスについて
施設サービスは特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護療養型施設といった公的施設に入居する要介護者を対象に提供されるサービスです。
特別養護老人ホームでは主に食事や排せつ、入浴などの介護サービスが提供されます。
一方、介護老人保健施設や介護療養型施設では特別養護老人ホームと同様の介護サービスに加え、医学管理に基づく介護やリハビリ、療養管理や看護などのサービスを受けることが可能です。
地域密着型サービスについて
地域密着型サービスは、住み慣れた地域で生活できるように事業所が存在する自治体から提供されるサービスになります。
- 訪問、通所型サービス
自宅で生活し、訪問介護や老人ホームに通う高齢者に、買い物や掃除などの生活援助、食事や排せつなどの介護、健康管理といったサービスが提供されます。
居宅サービスと組み合わせて受けることも可能です。 - 認知症対応型サービス
老人ホームに通う認知症高齢者やグループホームへ入所する高齢者に、生活支援や認知症ケアなどが提供されます。 - 施設、特定施設型
特別養護老人ホームや有料老人ホームに入居する要介護者や要支援者が生活支援や介護、リハビリ、看護、入浴といったサービスを受けることが可能です。