夜間も看護師がいる施設ってある?
介護施設に看護師が働いている施設は多くみられます。
様々な種類の介護施設で看護師が働いていますが、中には看護師が夜間も働いている施設はあるのでしょうか?
今回は、介護施設における看護師の常駐施設についてご紹介します。
看護師の24時間常駐を義務付けている介護施設はある?
病院のように看護師が24時間体制を義務付けている介護施設は今のところ存在しません。
ただし、介護療養型医療施設のような、介護施設というよりも医療ケアを重視している施設に関しては看護職員が入所者6人に対して1人の割合で付いているので、より手厚い医療ケアを受けることができるでしょう。
看護師が24時間常駐している施設はある?
看護師の24時間常駐を義務付けている介護施設はないものの、介護付き有料老人ホームといった民間企業が運営している介護施設では、24時間常駐している施設は意外と多く見つかります。
有料老人ホームは入所のためにかかる料金はかかるものの、その分介護や医療に関するケアを行っていく施設なので、看護師の24時間常駐も少なくないのです。
一方、費用が少ない特別養護老人ホームに関しては、看護師が24時間常駐しているところはほとんどありません。
これは24時間常駐させるとその分人件費がかかってしまうため、なかなか付けることができないためという理由が考えられます。
もしも看護師が24時間常駐している介護施設に行きたいという場合は、介護付き有料老人ホームなどを選ぶと良いでしょう。
看護師が24時間常駐している施設のメリット
看護師が24時間常駐している介護施設のメリットとしては、まず一つに安心感が挙げられます。
例えば、夜間に突然苦しくなった場合、介護士もそれなりに対応してくれますが、やはり医療従事者である看護師からの応急処置の方が安心感は高いと言えます。
そもそも介護士にはできること、できないことがあり、基本的に医療措置は行うことができません。
そのため、応急措置だけではなく普段のインシュリン注射なども行うことはできないのです。
二つ目に経管栄養や痰の吸引などが必要となる医療依存度が高い人の受け入れが可能になるという点です。
経管栄養や痰の吸引なども全て医療行為にあたります。
看護師が24時間常駐している施設だと、こういった方の受け入れも可能であることがわかるため、安心して申し込むことができるでしょう。
介護施設における看護師の24時間常駐は義務ではないものの、行っている施設は介護付き有料老人ホームを中心に多く存在しています。
特に医療依存度の高い方は、24時間常駐の施設を選んだ方が安心できると言えるでしょう。