家族以外の訪問はいけないの?
老人ホームへ入所している方のところに面会に訪れる家族は多いです。
友人・知人が多い入所者であれば、そういった人たちにも会いたいと思うこともあるでしょう。
老人ホームなどの介護施設に入ってしまうと、外出や一時帰宅も容易ではないため、家族以外の人達と疎遠になってしまうことも多くみられます。
老人ホームに入所者のもとへ家族以外の友人・知人も面会に行くことはできるのでしょうか?
面会時間内なら基本的にOK
家族以外の方でも面会時間内の訪問であれば、基本的にOKしている老人ホームが多いようです。
しかし、近年になって不審者が老人ホームや福祉施設などに押し入り、入所者の安全を脅かすという事件も増えているため、家族以外の方が訪問するといった場合にはあらかじめ老人ホーム側に連絡しておいた方がスムーズに面会できます。
老人ホーム側も入所者の家族の顔なら把握できますが、それ以外の人は怪しまれてしまうこともあるので、訪問トラブルを未然に防ぐためにも老人ホーム側への連絡は忘れないようにしましょう。
誰でも面会可能というわけではありません
老人ホームに暮らしている高齢者は、体力が落ち免疫力も低下している人が多くいます。
ですから、施設に面会に行く側も体調管理には十分気を付けるようにしてください。
体調を崩されている方や、感染症を患っている方はもちろん、赤ちゃんや高齢者の方など免疫が弱まっている方も頻繁に面会に訪れることは避けた方が良いです。
感染症にかかってしまわないように面会時にはアルコール消毒をし、自宅に帰ってからも手洗い・うがいを徹底するようにしましょう。
友人・知人が面会に行く際のルール
老人ホームの入所者に面会に行く際に、手土産を持っていくという人も多いと思います。
しかし、入所者の介護スケジュールによっては食事制限があったり、糖尿病を患っている場合があるので、手土産を持っていって良いかということを家族や施設側に確認しておいた方が無難です。
施設で提供されるおやつ以外を口にしてしまったものがある場合、カロリー超過となって食事管理や内服薬の調整をしなければいけない場合があります。
老人ホームでは家族以外の面会も受け入れている場合が多いのですが、あまり面会が多いとかえって家族の負担になったり入所者がストレスを感じてしまう場合があります。
ですから、頻繁に面会に来たいという方は1度老人ホーム側に相談して、面会の頻度についても相談しておいた方が良いでしょう。