特別養護老人ホームからの連絡は電話のみ?
公的施設である特別養護老人ホームは、有料老人ホームよりも費用が安く、介護度3以上の高齢者を対象としているので人気の高い老人ホームの一つです。
特別養護老人ホームに入居されている高齢者に家族が連絡を取りたいという機会もあるでしょう。
その際、連絡手段として電話がありますが、それ以外に連絡手段はあるのでしょうか。
特別養護老人ホームの居室に固定電話の設置
特別養護老人ホームでは個室が存在しない多床室やユニット単位のユニット型個室、完全な個室タイプなど、施設によって部屋のタイプはそれぞれです。
個室タイプの居室では、固定回線を設けている特別養護老人ホームもあります。
そのような居室であれば部屋に固定電話を設置し、わざわざ公衆電話などを使わずに家族や友人と気軽に連絡をとることが可能です。
一方、固定電話が設置できない場合は公衆電話からの連絡が基本的になるでしょう。
携帯電話やパソコンは使える?
携帯電話やパソコンに関しては、特別養護老人ホームによって持ち込みが可能な場合があります。
特に固定電話が設置できない居室の場合は、携帯電話やパソコンの持ち込みが認められていることが多いです。
しかし、携帯電話やパソコンなど通信機器の影響が他の入居者の負担になるリスクもあるため、持ち込みが認められていない施設もあるので注意しましょう。
携帯電話やパソコンがあれば電話での連絡だけではなく、メールでも気軽に連絡することが可能です。
持ち込む場合は別途で電気使用料金の契約をしなくてはいけないので、固定電話も含めて持ち込みたい時は必ず特別養護老人ホームのスタッフと相談するようにしましょう。
急ぎではなければ手紙での連絡手段
携帯・パソコンの持ち込みや固定電話の設置が不可能な場合、家族側からの連絡は特別養護老人ホームへ直接連絡する手段しかありません。
ですが、特別急ぎの用事でなければ、手紙を入居者に出してみるのもおすすめです。
家族と離れて生活する入居者も家族や友人からの手紙をもらって嬉しいと感じる方は多くいらっしゃいます。
手紙だと形として残るので、電話とは違った喜びを入居者に与えることができるでしょう。
また、特別養護老人ホームでは定期的に入居者の様子を電話やメール、手紙で伝えてくれるところもあります。
その際に、入居者だけではなく、懸命に介護をしてくれるスタッフへ手紙で感謝の言葉を述べるのもおすすめです。
特別養護老人ホームによって連絡手段はたくさんあります。
入居前にどのように家族と連絡がとれるのかしっかり確認することも大切です。