自宅で暮らしていた際に、外出時にシルバーカーを愛用していたという入居者も少なくありません。
老人ホームへ入居した際もシルバーカーを持ち込むことで今までの暮らしを再現出来たり、自立歩行の訓練になるというケースもあります。
またシルバーカーの持ち込みはそれぞれの老人ホームによって異なりまずが、一般的にはOKとされています。
しかし、シルバーカーのタイプによっては持ち込み不可のものもありますので、確認していきましょう。

手押し式タイプのシルバーカーは基本的に持ち込みOK

シルバーカーにも様々なタイプがあり、基本的な手押し車のものや電動のものなど、その人の状態によって使っていたものは異なるでしょう。

一般的にシルバーカーとは手押し車タイプのものを指します。

手押し車タイプのシルバーカーは老人ホームへの持ち込みを許可されている場合が多く、実際に施設内で手押し車を押して移動する高齢者も多いです。

またこのタイプのシルバーカーは老人ホーム側で用意しているケースも多いため、持ち込みについては施設側に1度確認してみた方が無難です。

そう高価なものではないので、老人ホームへの入居前に自分に使いやすいものを購入しておくという人もいるようです。

電動タイプのシルバーカーは持ち込み禁止であることが多い

シルバーカーの中には電動式タイプのものがあり、このタイプは自立歩行が難しい人でも楽に移動する事が出来ます。

このタイプは大型なので十分なスぺースを確保することが難しい老人ホームでは、持ち込みを禁止されている事が多いようです。

しかし老人ホームによっては、使いたい人は購入して持ち込むことも可能なようですが、施設の共有スペースを圧迫してしまうため、遠慮した方が良いでしょう。

また電動シルバーカーは普通の車いすよりもスピードが出る為、他の利用者とぶつかりケガを負わせてしまうという危険性もあります。

もしどうしても電動シルバーカーを持ち込みたいという場合には施設見学の際にスタッフに相談してみましょう。

シルバーカーは高齢者にとって重要な歩行補助器具ですが、中には老人ホームや他の利用者に迷惑になってしまうタイプもあるため、施設側とよく相談したり老人ホームが用意しているシルバーカーを使用するようにしましょう。
また老人ホームでは自立歩行のリハビリを受けられることもありますので、器具に頼りで歩きたがらない利用者はリハビリを積極的に受けてみるのも良いでしょう。