老人ホームで病気になりやすいって本当?
老人ホームには様々な介護レベルの方や病気を持った方が暮らしています。
老人ホームに預けているから安心と思う家族もいらっしゃいますが、老人ホームに暮らしていても病気のリスクはそれなりに高いのです。
今回は老人ホームでなりやすい病気を紹介していきます。
高齢者の半数は糖尿病?
日本人の国民病とも言えるのが「糖尿病」です。
現在の日本の糖尿病患者数は約950万人ほど、そのうち半数は65歳以上の高齢者になります。
糖尿病は若いころに気を付けていても、加齢に基づいて発症しやすくなりますので、注意が必要になります。
老人ホームでは入所者の健康管理に気を配り、毎日の食事や生活習慣などを必ずチェックしていますがそれでも患ってしまう方が多い病気でもあります。
骨折・骨粗鬆症
高齢者が骨折してしまうと治りにくいどころか、一生治らないという場合もあります。
骨折する事により、その部分を動かさない期間が生まれてしまうのでそれが原因で筋力が低下してしまい、最悪寝たきり状態になってしまう事もあるのです。
老人ホームでは、高齢者が一人で出歩かないように必ずスタッフが見守るようにしていますが、それでも筋力の衰えた高齢者は躓き、転倒してしまう事が少なくありません。
また入所者同士のいざこざで相手をケガさせてしまうケースもあります。
脳卒中・脳梗塞の危険性もあります
日本人の主な死亡原因の第4位に位置するのが「脳卒中」です。昨日まで元気だった人が突然倒れてしまい、重度の脳卒中になるとそのまま命を落としてしまいかねない病気になります。
また軽度で済んだ場合でも後遺症が残る場合があり、老人ホームでも脳卒中からくる日常生活の支障を改善するためにリハビリが行われています。
高血圧からくる心筋梗塞は最も怖い病気です
高齢者の方は高血圧・高脂血症の方が多くいらっしゃいます。
これらの症状は心臓病や心筋梗塞のリスクを高め、動脈硬化に繋がります。
動脈硬化からくる急性心筋梗塞の死亡率は約20%とも言われ、発作がおきても一人暮らしだったり、夜間である場合はそのまま助からないといったケースもあります。
急性心筋梗塞が発症した場合にはいち早い体制が生死の分かれ道と言いますので、老人ホームのような医療スタッフが常駐している施設や、医療施設と提携した施設ならば安心して暮らす事が出来ると思います。
またこういった病気にならない為にも、日々の生活をきちんと見守ってくれるスタッフがいる老人ホーム等への入所がオススメです。