老人ホームのスタッフで最低でも何歳から?
日本は今後、どの国も経験したことがない程の超高齢化社会を迎えます。
年々増えていく高齢者を受け入れてくれる老人施設も、それを支えるスタッフも全く足りていないというのが現状です。
その反面、介護業界に進みたいという方も少しづつ増えています。
介護業界は重労働が多いので、若い人の仕事だと思われがちですが実際のところは介護職に適齢は関係ないように思われます。
今回は老人ホームのスタッフを例にとって、何歳から介護職員として働いて行けるのかを見てみましょう。
老人ホームのスタッフとして働くためには資格が必要
老人ホームで働くスタッフは原則的に全員がホームヘルパーの資格を持ちます。
ホームヘルパーの資格には1級~3級までの位があり、3級ですと50時間の講習を受講することで取得可能です。
しかしホールヘルパー3級では、訪問介護や家事支援などの求人しかないため、老人ホームのスタッフとして働きたいという方は最低でも、ホームヘルパー2級を所持していた方が定職に着きやすいでしょう。
資格を持っていれば年齢は関係ないお仕事です
老人ホームでは20代~60代までの幅広い年齢の方が働いています。
資格さえもっていれば何歳からでも働けるというのがこの職業の魅力でもあります。
中には中卒で介護の資格を取得し、老人ホームのスタッフとして働いている人もいるようです。
また現在の仕事に不満を抱えている人の転職先としても選ばれる事が増えてきています。
ですから、老人ホームで働き出す年齢というのは特に決められておらず、幅広い年齢層の方が活躍できる職場となっています。
若過ぎて入所者に不安を与えてしまう場合もあります
介護の世界には、年齢や学歴は関係ありません。
それゆえに若い世代の人が活躍しやすい職場でもあります。
しかし、若すぎる事によって入所者に不安を与えてしまう場合も少なくないのです。
若い年齢の方ですと、老人ホームの入所者にとっては「孫世代」と同じ年齢に見えてしまい、コミュニケーションがうまく図れないというケースがあります。
高齢者と接し、適切な会話をしたり、入所者の思いを上手に汲むためにはコミュニケーションを通じて入所者と深く接することが重要なのです。
また介護はチームプレイですから、介護に関する知識の他に、一般常識・公衆道徳・倫理観などをきちんと学んでおく必要があります。
こういったことを踏まえて、老人ホームスタッフになるにはどの道が最適かという事を考えていきましょう。