91歳と88歳のN様ご夫婦は生活保護を受給され、ご自宅でヘルパーサービスやデイサービスを利用されながら在宅生活を続けておられました。

お子様は娘様お二人ですが、長女様は他府県にお住まいで音信不通、次女様は精神疾患のため長期入院中、現状頼れる人もなく保証人になれる方もいらっしゃらない状況でした。
ご主人様は認知症の進行により物忘れが目立つようになり、奥様は首下がり症による目眩で体調を崩されることが多くなり、お二人とも在宅での生活は難しくなってきていました。

ケアマネジャー様より夫婦部屋に入居できる施設を探してほしいと相談があり、早速施設に問い合わせてみましたが、生活保護を受給されている方を受け入れられる夫婦部屋がほとんどない状況でした。

生活保護を受給されているご夫婦で二人部屋に入居できる施設がないので、個室への入居で施設探しをすることはできないかと役所の生活援護課に何度も足を運び、相談を重ね、その結果個室入居の許可を頂くことができました。
並びの個室で入居できる施設がようやくみつかり、入居に向けて準備を進めていた矢先、ご主人様が熱中症で救急搬送され入院されることになりました。

ご主人様の体調の回復と退院を待ち、ご夫婦揃ってご入居されました。

入居に至るまでは入院をはじめ様々なことがありましたが、今はご入居先でご夫婦仲睦まじくお過ごしになっています。

N様ご夫婦やケアマネジャー様から「良い施設を紹介してもらえて本当に良かった。」と嬉しいお言葉を頂き、一緒に喜びを分かち合えた瞬間でした。

どんな些細な事でもご遠慮なくご相談ください。ご本人様の最善を一緒にお探ししてご提案致します。